Pick Upより 非常に詳しいコメントありがとうございます。 コペン用につきましてはレカロJSシート装着可としてマッチングを確認しており、SR3につきましては装着実績はありましたが、マッチングはJSシートとSRシートのデータ値の差からお答えしておりました。 今回、詳しいマッチングを頂きコペンにレカロをとお考えのユーザー様にとっては非常にありがたい情報となると思います。 なお、ポジションにつきましてはJSシートのみ可としている関係でJSシートでのポジションを記載しております。
JSシートはレールの取り付け面がサスペンションラバーより上にあるためSRシートよりポジションは15o低くなります。
当店の記載の仕方に問題のあったことお詫び申し上げます。 |
ユーザーコメント
(1)キャップボルト・・・?
レカロはレガシィからの移植です。
中古で譲ってもらったものでシートはヨコゲタ(シートには「皿ねじ」で止まっています)を介してレールに取り付けられていました。私は他車でもこのヨコゲタ付きしか見たことがなかったので、このヨコゲタはシートに固定されているものと思っていました。
しかしウェブサイトのインストラクションには、「シートに付属のキャップボルト」でレールをシートのフレームに直接に取り付ける・・・、と。と、いうことで車で10分ほどのホームセンターへ緊急出動。「M6×20のキャップボルト6本」を購入。PickUpさんのウェブサイトにボルトサイズまで明記されているのには助かりました。
(2)リクライニングシャフト切断!
コペンへの"フルサイズ"レカロの装着で一番問題になりそうなのが、リクライニングダイヤルの車体への干渉です。
事前にPickUpさんに相談したところでは、ダイヤル外しは必要、シャフト切断については個体差大きく即答できないとのこと、まずは両側ともダイヤルを外してシートを置いてみました(PickUpさんのウェブサイトはダイヤルの外し方も詳しく書いてあり、ほんとに助かります)。
やはりベストポジションと思われるところにシートを置こうとすると、シャフトが当たって入りませんでした。特に右(ドア側)が大きく当たっており厳しそうでした。
シャフト切断しよう!と決心して金ノコでギコギコ・・・とは切れるわけもなく、ホームセンターに二回目の出動、ディスクグラインダーを購入(ラッキーなことに特価¥1680!)。一緒に買った薄型切断砥石で右側シャフト切断しました(写真02)。
これでなんとか納まるようにはなりましたが、左側シャフトも軽くセンターコンソール側面に当たっておりコンソールボックス側面に擦りキズがついてしまいました。
ここで左シャフトの加工も考えましたが、センターコンソールの側面が傷ついたところで見えやしないので、擦り板替わりに黒いPPシートを貼ってごまかしておくことにしました。
(3)取り付け
コペンへの装着自体は難しくはなかったです(屋根を開けて作業すれば、シート出し入れもボルト締めもふつうの車より楽ちんです!)。
4本のボルトのうち左後のボルトはフロアトンネル側面への取り付けのためレールの奥の位置になりボックスレンチやメガネレンチは入いらずスパナが必要なのは唯一の注意点でしょうか。
まだシートスライドが渋く、ウェブサイトの情報に従って調整していますが、まだ完全ではありません。コペンのシートレールはコの字型なので平行が出にくいのでしょう。気長に調整してみようと思います。
(4)装着状態
肝心のポジションですが、私(身長170cm、中肉中背)のポジションだとヒップポイントはノーマルとほぼ同等ないしウレタンが堅い分高くなった感じです(適合表には−15mmとありますが、ちょっと違うのでは?・・・)。
コペンはクローズ時の視界が狭く、またステアリングが低いので、できればローポジ化したいところです。これ以上のローポジ化は(ウレタン加工以外は)構造的に難しい気もしますが、後側のレール高さやレールの厚さなどもう一工夫できると良いと思います。
干渉(当たり)は、シャフト以外は大きな問題はありませんでした。
座面右サイド・・・ドアの小物入れ(ネット)を少し押します。サングラスは注意(写真03)。
座面左サイド・・・運転席側パワーウィンドウスイッチの上に張り出し手が入りにくくなります(写真04)。
シートバックショルダー・・・右サイドが「触っている」くらい。問題なし。
なお、今のところリクライニング調整はスパナ常備(10mm)でやってます(^^;
)。
(5)感想
いままで数回シート交換は行っていますが、シート加工が必要なのは初めてだったので苦労しました。その分、完了したときのうれしさ倍増です。
もう10年も使っているこのレカロですが、まだまだへたりもなく、腰への負担、ホールド感、安定感、最高です。
シートを交換すると、車からのインフォメーションのほとんどはシートからであることを実感します。車が生まれ変わった感じですね。
欠点はコーナリング時の姿勢が安定するので、ついアクセルを踏み込んでしまうこと。注意しなければ・・・(笑)。
(6)お願いなど
・ヒップポイントについて、ウェブサイト記載は−15mmと。説明には「標準SRを付けた場合」とありますが何か前提が違うのでしょうか。ローポジ化も期待していただけに、確認をお願いできればと思います。
・(付属品か否かにかかわらず)前もって必要な部品がどこかに整理して書かれていると良いと思います。できれば工具も・・・。
私の場合、
部品-M6×20mmキャップボルト6本(レール取り付け)
工具-六角レンチ5mm(レール付け外し)
-ボックスレンチ12mm(シート付け外し)、14mm(ベルトアンカー付け外し)
-スパナ12mm(シート左後付け外し)
-小型マイナスドライバ(ダイヤル取り外し)
-スパナ10mm(ダイヤル取り外し後のリクライニング調整)
-ディスクグラインダーと切断砥石(シャフト切断)
を使いました。
以上です。
|