ランサーEvo8,7純正RECAROについて
ランサーEvo8,7純正RECAROシートおよびラリーアート仕様車の純正RECAROシートを他車に装着できるかというお問い合わせが多数ありますので、お答え致します。 理由は3点です。 1)シートクッションフレーム(座面シェル)のドア側にスペーサーが溶接されている。すなわち左右のレールが同じ高さでは装着できない。 2)スライドレールの支店がシートクッションフレーム(座面シェル)にあり、この突起がレカロ用のレールと干渉する。 3)AM19のスライドレールを止めるナット位置の前後幅は297oであるがランサーEvo8,7純正RECAROシートは前後幅が異なる。 レカロ社製のベースフレームを取り付けるには、次ぎのような加工が必要です。ドア側のスペーサー溶接とスライドレールの支店は溶接を外す。すなわちサンダーのようなもので飛ばしてしまいます。またはスペーサーのかさ上げで左右の高さを合わす。 また、シートクッションフレーム(座面シェル)のスライドレールの支店の突起もサンダーで飛ばすか、スペーサーでのかさ上げで逃がす方法となります。 これらを総合しますと方法はサンダーで飛ばす、またはスペーサーでのかさ上げとなります。しかし、シートクッションフレーム(座面シェル)のドア側のスペーサーの奥にナットが有り、シート本体の加工は元に戻せなくなりますのでお勧めではありません。 それでは加工の必要の無い方法で高さの合うスペーサーが用意できたとしましょう。今度はAM19のスライドレールを止めるナット位置の前後幅が5o異なるためスライドレールの穴位置とシートのナット位置が合いません。スライドレールの穴を楕円加工となります。楕円加工はボール盤等の工具あれば出来ますが、工具の価格や手間、失敗を考えますとおまりお徳でもありません。 |